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SWEET SWEET HOME

SWEET SWEET HOME

最終日

最終日(05.1/5)




朝からお土産めぐり。

近くのデパートへ和食器を買いに行った。

そのあとホテルへ戻ってスチュはパッキングを始めた。

あとは空港へ行くバスを待つだけ。



スチュは、ホテルの部屋で私にお別れの挨拶をしてくれた。


スチュは、
「日本では公共の場でキスやハグはしないんだよね。だから感謝の気持ちをここで言うよ」

と言って、ホッペにキスをくれました。


本当はこのキス、唇に軽いキスをくれそうだったんだよ。

でも、ギリギリでそれは軌道修正されてホッペへ行き着きました。

私もキスが欲しかったなら、そう示せばよかったんだけどできなかった・・・。(;▽;)




行きのバスの中、

もう数時間後にはこの腕も足も顔も触れない、コロンの香りもかげない

と思うと、横で目を眠っている彼の肩に寄りかかりたかった私は

素直によりかかっちゃいました。



別れはかなり突然だった。


スチュの乗る飛行機はちょっと離れたところに搭乗口があるらしく

チェックインカウンターで

早めに移動してください

と言われたらしい。


出発までまだ1時間半はあったので30分はコーヒーでも飲めるかなって

思っていたのに、スチュは

もう行かなきゃ行けないらしいんだ

と、早々と列に並び始めた。

ちょっとはゆっくりする時間あるだろ、と思っていた私は

用意していたお別れと感謝の言葉を並んでいる間に言った。

なんか想像していたのとちが~う。



ゲートを通って小さくなっていく彼が信じられなかった。

だんだん小さくなって見えなくなっていく彼を見ていると

やっと実感がわいてきて(遅いっつーの)、涙が流れそうになった。

でも、何度も振り返って手をふってくれる彼には笑顔でいたいと、

私は一生懸命笑顔でいた。


彼はとうとう行ってしまった。

自分でもびっくりしたんだけど、彼が見えなくなったあと、

涙が止まらなくてしゃくりあげて私は泣いた。


1週間て短いと思ったけど、いろんな思い出を作るには

十分な時間だったんだって思った。



そんなカンジであっという間に過ぎたスチュの最初の訪問でした。



おわり



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